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2020一食地域貢献プロジェクト-3/4

コミュニティハウスひとのま (高岡市東上関389) 12月13日(日)13時30分

コミュニティハウスひとのま 宮田 準さん
荒川教会長、山口支部長、二谷晃央、林原延佳

「コミュニティハウスひとのま」は、空き家を借りて、小さい子どもからお年寄りまで、様々な「人」が集まり、気軽に交流し、繫がる場を提供しています。
ひとのまの利用者は、引きこもりや不登校の子ども、精神疾患の人のほか、貧困の人や刑務所から出所したばかりで身寄りもなくまだ住むところも仕事もない人も受け入れて居場所を提供しています。

贈呈式のあと懇談をさせていただき、

今日は休みで利用者はきていませんが、現在、刑務所から出てきて行き場の無い方など、20代と60代の2人がひとのまで寝起きしています。  また、刑務所の中でも出所しても「行き場がない」ということで、引きこもって刑務を行わない人もおり、依頼されて刑務所に行き、出所後の行き場があることをお話しして、前向きになってもらうよう話をすることもしています。  このような活動の光熱費や交通費などは自前で行っているので、一食プロジェクトの支援金をいただいてとても助かっています。  「ひとのま」という名前は「人間」という言葉の、「人と人との間」ということを大切にしてつけました。もともと塾を開いていましたが、親御さんから引きこもりのお子さんの相談をいただくことがたびたびあり、そういう子供たちの居場所を提供しようというところから一軒家を借りたところから始まりました。  外部に向けては、「ひとのまのスタッフ」と言っていますが、ひとのまのなかでは上からのスタンスではなく「利用者のひとり」として話し相手になるという気持ちでいます。  これまで10年やっていると、家庭内暴力で家を飛び出してきた人など、色々な人たちが来るようになりました。  最初の頃、中学生で家庭環境が原因で学校でも荒れていた子がいました。ひとのまで人と接するなかで社会に溶け込んでいけるようになり、やがて、大人になったその子から、今度結婚することになったという話を聞かせてくれたときには感動しました。  このように「ひとのま」を卒業した人たちが、ひとのまに遊びに来てくれます。そして「ひとのま」に来ているこども達と接してくれ、行き場所がなく悩んでいる気持ちを前向きにしてくれる、という循環が出来つつあります。   ずっと「ひとのま」に来続けるというのではなく、ひとのまを通過点として前向きに生きられるようになる、そんな場所でありたいと思っています。

とのお話を聞かせていただきました。