2021年05月21日/金 ファミリー降誕会 ＊ エピソード1 ＊「あの手この手の降誕会」 荒井支部長さんからのご縁を頂いて、我が家が特別にファミリーで集まることもないので、どうしようかと考えていた時に娘から、4月15日孫と高校の制服を取りに来ると連絡がありました。チャンスが来たと思い、このご縁を大切にしようと私なりに考えてみました。新高校生になる孫の花ちゃんと制服を取りに行く車の中で、「4月8日は入学式だね。それと、お釈迦さまのお誕生日で降誕会なんだよ」「へ～」「インドのルンビニ園の色とりどりの花園で生まれたそうよ」と話すと「ばあちゃん、どうして知ってるが？」「教会で教えてもらっとるからね。少し早いけど花ちゃんとお花を飾ってお祝いしたいんやけど」「いいよ。何作ろうか？」ちらし寿司、フルーツポンチ、お花、二人で構想をねり、買い物をしながら、コロナ禍の中で久しぶりに楽しいひと時でした。我が家の御宝前にお供えして、二人でご供養させて頂きました。花ちゃんは木鉦を叩いてくれました。私は、花ちゃんが高校生として新たな出会いの中で、輝いて三年間頑張ってほしい、と念じさせて頂きました。そして、みんなの願い、コロナウイルスの早い終息を祈らせて頂きました。 志貴野支部 藤本 雅子 ＊ エピソード2 ＊ ファミリー降誕会って、我が家ではどんなことができるかな？と考えた時にふと思いついたことがありました。うちの二人の孫は、教会の近くの仏教系の幼稚園に通っているので、仏教の三大行事などは必ず行われ、子供達も小さなお数珠を持って、神妙な顔で園長先生のお話しを聞いているそうです。降誕会には各自がお花を持って行き、誕生仏にお供えします。今年は一ヶ月後の5月に行われます。 しかし、上の孫が今年の3月で卒園したので、せっかく今まで続けてきた降誕会をやってあげたいと思いました。幼稚園で卒園時に頂いた、地蔵菩薩のようなかわいい合掌人形が御宝前に置いてあります。そこで、この合掌人形を使って灌仏会をさせて頂こうと思いました。お皿の上に合掌人形を置き、周りにお花を飾りました。甘茶を入れ、小さなスプーンを用意し、孫たちが帰るのを待ちました。帰ってくると、さっそく御宝前の前に行き、お釈迦様のお生まれになった日の話をし、灌仏をしました。二人は競って甘茶をかけていました。大きくなっても、この光景を覚えておいてほしいなと見守っていました。 園長先生の卒園児に向けてのお言葉には、仏の子、仏の子と何回も書いてありました。毎回それを見ると、日頃を思い改める私です。ファミリー降誕会は、仏の子と見れる私になっていけるよう精進したいと思うご縁となりました。 西部支部 山崎 友理江 ＊ エピソード3 ＊ 4月８日、幼稚園から帰るきた孫がうれしそうに話してくれました。りこ 「今日ね、幼稚園で先生が、お釈迦様生まれた時、右手を上に左手を下にして、前と後ろに左右に7歩づつ歩かれたってお話してくれたんやぜ～」ばあ 「へ～ その時お釈迦様何て言われたか聞いた？」りこ 「な～ん」 ばあ 「天上天下唯我独尊って言われたんだよ。難しいけど、人も花も虫も皆、みんな素晴らしいってこと。りこちゃんも大事な大事な人。素晴らしいよ」りこ ニコニコばあ 「ケーキ、めっちゃ美味しそうに出来たね」りこ 「りこ、お供えするね」りこ ばあ 「お釈迦様、お誕生日おめでとうございます。美味しそうに出来ました。召し上がってください」 小さな手を合わせ深々と頭を下げていました。ほっこりとした有難い時を過ごしました。大門支部 荒井 宏依 ＊ エピソード4 ＊ 4月1日に健幸行がありました。その時支部長さんが「今年の降誕会は家族でしましょう」と言われ、私は「家族で仏さまに手を合わせるなんて私の家ではほど遠いなぁ」と話しました。すると支部長さんは「子供たちに、仏様は脇の下からピュッと生まれてこられた話をしてあげたらどう？」とおっしゃってくださいました。その日の夕方、子供たちがリビングに居たのでその話をしました。子供たちは「えっ、脇の下から生まれたの？」と笑って聞いていました。 そして、8日の降誕会の日になりました。どこかで子供たちに伝えられればいいなぁと思いながら朝のご供養をしました。子供たちが学校から帰って来たので「今日は降誕会。仏様の誕生日だよ」と伝えると「今日の新聞に書いてあったよ」と話してくれました。私は慌てて新聞を読むと、ちゃんと書いてありました。子供はいつもただ新聞を広げているだけかと思っていたのですが、関心を持って読んでいるのだとわかりました。この時、伝えることの大事さ感じました。 先日、家で吉田主任さんにご供養をしていただきました。その日の朝、お蔭さまで主人と子供たちに「今日、家でご供養させていただくね」と伝えることができました。南砺支部 上田 智香子
