会員広場

大雪が結ぶ おかげさまのご縁

 正月が終わり、ホッとするのも束の間、天気予報どおりにまじめに雪が降りました。外を見る度、20~30㎝ずつくらい積もり、車を出すのにただひたすら除雪していました。1月11日朝、主人の出勤の見送りの後、雪かきをしていたら家の前に待ちに待った除雪車が止まりました。中から降りてこられた運転手さんに「お疲れ様です。ありがとうございます」と声をかけました。目が赤くて「機械の調子が悪くてすぐ止まってしまう。三連休のはずだったのに仕事になり、不眠不休で除雪してる。3日で1時間くらいしか寝てないし、コンビニへ行っても何もなくて食事もしてない」と話され、また仕事に戻られました。急いで大きめのおにぎり2個、ペットボトルのお茶、みかん、チョコレート少々、ドリンクを持っていきました。とても喜んでくださり、早速食べてくださいました。しばらくして、家の前をもう一度除雪してくださいました。迷うことなくすぐに行動できた自分がとても嬉しく、有り難かったです。
 雪をありのまま受け入れたら、スコップを入れたところの雪は、限りなく透明に近いなんとも言えないブルーでした。この水色はどこからくるのか、果てしない空からここまで降りてきて積もる自然の不思議など、今まで思いを馳せたことのない気づきを沢山頂きました。人間にとっては不都合なこともある雪でも、畑にとっては地中の害虫の駆除になり、私たちの口へと野菜が運ばれます。
 「すべてが感謝」少しですがわからせて頂くことができました。 合掌

志貴野支部  高澤 弘珠